Linuxをインストールすると、ハードディスク上にスワップ専用のパーティションが作成される。普通はそれで問題ないが、一時的に巨大なデータを扱う必要があるなどの理由で、スワップ領域を拡張したい場合がある。 パーティションのサイズを変更する方法もあるが、これはデータ損失などのリスクを伴う。そのようなときは、スワップ領域をファイルとして確保するといいだろう。 最初に、ddコマンドでスワップ領域として利用するファイルを作成する。以下の例では、/に「swap」という名前で128Mbytesのスワップ用ファイルを作成している。 # dd if=/dev/zero of=/swap bs=1024 count=131072 読み込んだブロック数は 131072+0 書き込んだブロック数は 131072+0 # ls -l / 合計 131305 (省略) -rw-r--r-- 1 root