ジュピターテレコム(J:COM)は、ケーブルテレビのインフラを活用したオンライン診療や健康相談、バイタルデータ管理などを含む「総合ヘルスケアサービス」を、2021年度に商用化することを目指すと発表した。71局の地域拠点のスタッフがシステム導入や利用をサポートする。高血圧や糖尿病などの慢性疾患を抱える患者が、家庭でICT機器を使用して健康を管理し、医療機関や薬局へ簡単にアクセスできる仕組みを構築していく。 商用化に先立ち、家庭のテレビを活用した遠隔医療の実証実験を、福岡市、東京都足立区、葛飾区、練馬区で2019年9月から実施する。J:COMが開発する遠隔医療システム(オンライン診療アプリ)と、国内主要オンライン診療サービスであるインテグリティ・ヘルスケアの「YaDoc(ヤ―ドック)」とMICINの「curon(クロン)」をシステム連携。慢性疾患を抱える60歳以上の患者を対象に、患者宅のテレビ