人事院は23日、09年度の国家公務員採用1種試験の合格者を発表した。申込者2万2186人のうち、1494人が合格。そのうち女性の占める割合が20.1%と、旧試験の「上級甲種」が始まった1960年度以来、初めて2割を超えた。 男女を合わせた出身大学別の合格者は、東京大421人、京都大189人、早稲田大96人の順。1位と2位は、I種試験が始まった85年度から変わっていない。 I種試験合格者は「キャリア」と呼ばれ、採用後は幹部候補として優遇されてきた。政府は12年度に、新試験に改めることを目指している。