島の全体図にマス目が描かれた参加カード 【木村司】周囲24キロの鹿児島県・与論島を「人生ゲーム」に見立てた遊びが人気だ。観光客が、島の4カ所に置かれた大型ルーレットをたずねて回し、マス目を進む。昨年の台風被害からの復興の一助になればと期待されている。 「島の形って、人生ゲームのルーレットに似ているなあ」。民宿を経営する与論町商工会青年部のメンバーが観光客とゲームをしていて思いついた。 昨年8、9月のこと。三つの台風が島を直撃し、住宅34棟が全壊。修学旅行などの団体客も含めたキャンセルが相次いだ。商工会関係だけでも被害額は5億円を超えた。島の再起につながればと、玩具大手タカラトミー(東京)の「人生ゲーム」与論島版の構想が動き出した。同社から快諾を得て7月にスタートした。 続きを読む関連リンク外来イタチの捕食で絶滅? 与論島で爬虫類の骨発見(7/19)新十両の2人、意欲みなぎる 大相撲(