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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (2)

  • 初心者のためのディクスン・カー入門(執筆者・霞流一) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    初心者のための「カー問答」 「ディクスン・カー(カーター・ディクスン)作品のガイドといえば、江戸川乱歩『カー問答』、松田道弘『新カー問答』が有名ですよね」 「ふむふむ、つまり、その偉大な先達者たちに倣ってみようというわけだな」 「さすが、叔父さん、話が早い。いかがです? 初心者のためのカー問答」 「異議なし、反対の賛成」 「バカ問答じゃないんですから」 「しかし、バカもあるらしいな、カーには」 「ええ、それは否定できませんが、それは後のお楽しみと言うことで、へへへへへ……。先ずは、カー初体験としてお勧めのを挙げたいと思います」 「おお、慎重にな。カー選びと車選びは失敗すると痛いから」 「解ってますって。こんなところです」 『火刑法廷』 『三つの棺』 『囁く影』 『ビロードの悪魔』 『緑のカプセルの謎』 『貴婦人として死す』 『読者よ欺かるるなかれ』 「ほほぉ、この七冊がウルトラセブン

  • 初心者のためのディック・フランシス入門(執筆者・五代ゆう) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    数年前、私は自分が審査員を務めていたとあるライトノベル新人賞のパーティの二次会で、となりに座った受賞者の若い作家に、「これから読んでおくといいお薦めのはありますか」と訊かれた。私はすぐに答えた。 「ああ、それならディック・フランシスがお薦め。……語り口やストーリーの上手さはもちろん、なにしろ粒揃いの職人魂という点でフランシスに勝る作家はいないし、競馬そのものに限らず、さまざまな職業や業界に関する取材の細かさもすばらしい。今たぶん三、四十冊かそれくらい出てると思うから、帰りにでも屋に寄って、目についたので面白そうなのをどれでも買えばいいよ。できれば四十冊ぜんぶ読めばいい、保証するから」 ところが彼は微妙な顔をしている。はっきり言ってドン引いていた。 何が悪いのかわからず戸惑う私に、「五代さん、五代さん」とそばにいた友人の作家さんが気の毒そうに袖を引いた。 「あのですね、普通、いくら面白い

    初心者のためのディック・フランシス入門(執筆者・五代ゆう) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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