はいどうも。先日放送された三谷幸喜脚本のオリエント急行が思いのほか良い出来でクリスティマニアとしてはちょっと微妙な気持ちになったことは記憶に新しいですね。アガサ・クリスティといえば多作でありながら駄作なしという極めて素晴らしい作家で、それゆえクリスティ初心者は何から読めばいいのか、という問題に突き当たると思われます。 しかし幸いなことに今はインターネットが発達しており、「クリスティ おすすめ」と入力検索すれば名作中の名作『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』『アクロイド殺し』あたりがサジェストされる。では、それらを読んだ人がその次にどんな作品を手に取ればいいのか、というあたりについてはあまり詳しい紹介が無い、というのが現実です。というわけで今回は、クリスティ中級者にお勧めする作品を順不同で紹介します。 1.『ゼロ時間へ』 クリスティマニアの間では有名中の有名作
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