「10年後、20年後、この抑圧された状態で育った子どもたちが大人になった時にどうなるのか」「十把一絡げに、歌ってはいけない、リコーダーを吹いてはいけない、調理実習してはいけない…は違うんではないか」 2月8日、東京都医師会で記者会見が開かれ、小児科医の川上一恵理事がコロナ禍における子どもの教育環境の危機的な状況などを発表した。 新型コロナに感染する子供のごく一部が重症化するリスクは軽視すべきでないとしつつも、学校行事などがとりやめになり、子どもの心身にさまざまな悪影響が出ているとして、教育現場における対応を見直す必要性を訴える内容だ。 記者会見における川上理事の発言文字起こしを紹介する。 (スライド資料=PDF) 子どもの感染状況「デルタの時すら大多数は軽症」皆様こんにちは。小児感染症とワクチンを担当しております、川上です。 この場で小児についての話をするのは、たぶん今回が初めてではないか
