鹿児島県枕崎市で外国人技能実習生を受け入れる事業者を指導・監査する監理団体が、団体の施設に実習生を住まわせる際に十分な居住スペースを確保していないなど、複数の点で国の運用要領に違反しているとみられることが分かった。体調不良を訴える実習生に服を脱いで患部を見せるよう求めるなど人権侵害が疑われる行為も発覚。厚生労働省所管の外国人技能実習機構も監理団体から事情を聴くなど実態把握に乗り出した。 ▶「涙も出なかった」屈辱の扱い【実習生2人の証言】 ▶外国人頼みの枕崎かつお節生産 20年前から受け入れ仲介 監理団体は「枕崎市水産物振興協同組合」。かつお節などを生産する地元事業者に対し、約20年前から中国やフィリピン、インドネシアからの実習生の受け入れを仲介。地元事業者の組合事務所と同じ敷地内に団体の建物があり、1階が事務所、2階が実習生の寮として使われ、現在、女性約60人が共同生活をしている。 関係者
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