強度のストレス状態(と、まれにやってくるユーフォリア状態)におかれることから、起業は万人に勧められないという言葉を良く聞きます。実際、想定外のトラブルが次々と起こってメンタルが沈んでいったり、発汗や手の震えがとまらずに病院に行くほど身体に不調をきたす起業家も見てきました。規模の大小に関わらず、会社というのは売上が立って利益が出ていないと組織は殺伐とするものですが、立ち上げ期のスタートアップではなおさらです。事業に進捗がなく、未来への見通しが悪くなると資金調達が難しくなります。何がなんでも売上を立てて生き残るという営業力のあるチームや受託可能なエンジニアなら延命もできますが、そうでなければキャッシュが尽き、社員への給料の遅配が起こり、それによって社内のモラルも人間関係も崩壊します。 こうしたとき、何よりも怖いのは自分で自分を責めすぎることによって数年にわたって回復しないほどの精神的ダメージを