「webstresser.org」を利用すれば、ITに詳しくなくても、特定の標的を狙ってDDoS攻撃を仕掛けることが可能だった。 欧州刑事警察機構(ユーロポール)は4月25日、世界最大規模のDDoS(分散型サービス妨害)サービスを展開していた「webstresser.org」を摘発し、欧州各地の警察が複数の管理人を逮捕したと発表した。 発表によると、今回の事件ではオランダと英国の警察が「Operation Power Off(パワーオフ作戦)」を主導。英国、クロアチア、カナダ、セルビアを拠点とする管理人を逮捕した。さらに、オランダやイタリア、香港などでwebstresser.orgのサービスを利用していたユーザーを摘発するとともに、米国やドイツなどでインフラを押収した。 webstresser.orgは世界最大のDDoSマーケットプレースを展開していたとされ、登録ユーザーは13万6000人