稲田朋美防衛相は7日の閣議後会見で、九州北部の豪雨で自衛隊が捜索救助にあたっていた6日昼に約1時間、防衛省を離れたことについて、「近辺におり、随時連絡を受け、速やかに戻れる態勢をとっていた」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。 6日昼は稲田氏をはじめ、副大臣や政務官ら政務三役が一時不在の状態になった。稲田氏は同省を離れた理由について6日夜、「政務として、民間の方々との防衛政策に関する勉強会に出席した」と説明する文書を出した。 7日の会見では、稲田氏は「政務三役は常に情報をとり適切な指示もできる対応をとっている」と強調。自身の対応については「(勉強会は)以前からセットされていた。時間を短縮して防衛省に戻った」とし、会合では「昼時だったので食事は出ていたが、食事はせずに戻った」とも説明した。そのうえで、「非難の声があることは承知している。緊張感をもって災害対応をしっかりとやっていきたい」と