早朝より販売された水嶋ヒロの小説「KAGEROU」=15日午前9時2分、大阪市北区の紀伊国屋書店梅田本店(沢野貴信撮影) 第5回ポプラ社小説大賞に選ばれた俳優、水嶋ヒロさん(26)が本名の齋藤智裕の名前で書いたデビュー作『KAGEROU』の単行本が15日、全国一斉に発売された。人気俳優の話題作とあって、大阪市内の各書店では特設コーナーが設けられ、朝から出勤途中のファンらが買い求めた。 大阪・キタの紀伊國屋書店梅田本店では、通常の開店時間より1時間半早い午前8時半から特設カウンターで販売。また、ミナミの旭屋書店なんばCITY店では、待ち合わせスポット、なんばガレリア(旧ロケット広場)で異例の“出張販売”を展開。若い女性を中心に買い求める姿が目立った。 ポプラ社によると、予約が相次いだことから発売前に増版となり、累計で4版43万部になっている。