厚生労働省はこのほど、熱中症予防の普及啓発と注意喚起を求める事務連絡を各都道府県などに出した。同省は事務連絡の文書と併せて、国民向けのリーフレットを送付。各自治体での活用を求めている。 事務連絡では、小まめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコン利用などの熱中症予防法について、医療機関や保健所、介護事業者などを通じて広く呼び掛けるよう要請。特に、熱中症にかかりやすい高齢者らに対しては、周囲の人が協力して注意深く見守るなど、重点的に呼び掛けるよう求めている。 リーフレットでは、注意すべき点として、▽暑さの感じ方は人によって異なるため、自分の体調の変化に気を付ける▽節電を意識するあまり健康を害することがないよう、気温や湿度が高い日は適度にエアコンなどを使用する―ことなどを挙げ、予防に努めるよう呼び掛けている。