さて珍しく書評です。読んだのは「君はこんなワクワクする世界を見ずに死ねるか」という我らが田村耕太郎先生の本なのですが、結論から言えば最後まで読むのは苦行以外のなにものでもない、というくらいの酷い本でした。でもその酷さになれてしまうと逆に結構楽しめるというか、ネタ本としてはクオリティは高いと思います。みなさまも「世の中にはこんな中身の無い本を自信満々に推薦するバカがいるんだ」ということを知る意味で、また「意味も無いことに時間を使う」という苦行を体験したいのならば一読する事をお勧めいたします。 書いてあるはことは「英語を勉強しろ。留学しろ。そしたら良い事あるよ。」という以上でも以下でもないのですが、たちが悪いのが色々と「消費税が60%になる」だとか「あなたはテクノロジーに取って変わられる」だとかいった偏りのある情報で読者の不安を煽りに煽った上で、高圧的に「英語をすれば大丈夫!」に何でも結びつけ