ネットによってエロ雑誌が「殺されていった」ことは拙著「エロの敵」でも書きましたが、その息の根を止めるのはケータイだと考えています。現在、エロ雑誌というものは(残念ながら)PCやネット環境を持っていないけどエロが見たい人の救済措置といった位置づけになっています。エロ雑誌のアンケートによるPC所持率の低さにそれは、はっきりと現れてるんですね。しかし今の日本でケータイも持っていない人というのは、かなり少ないでしょう。現在、携帯電話・PHSの契約者数は1億人以上、つまり日本総人口の約8割。もはや誰もが持っているといっても過言ではないですね。そしてケータイはどこへでも持ち歩ける。トイレに行く時など常に肌身離さず持ち歩いている人も多い。僕もそうですが。そうなると、雑誌がPCやネットコンテンツに対して持っていた「ハードがないところでも簡単に見られる」というアドバンデージも崩れてしまうわけです。後は画面の
いまさら聞けない“Web標準”、そしてXHTML+CSS:いまさら聞けないリッチクライアント技術(4)(1/3 ページ) 前回の「いまさら聞けない、“Ajax”とは何なのか?」の説明の中で、Ajaxの定義の1つとして「XHTMLとCSSを使った標準規格のプレゼンテーション」というのがありました。前回の記事では、この部分をしっかり解説できなかったので、今回はこれについて解説をしましょう。 といっても、Ajaxの補足説明が今回の目的ではありません。HTML/XHTMLとCSSを使った「Web標準」について紹介します。 「Web標準」という単語はよく耳にしますが、具体的にどんなものか? HTML/XHTMLとCSSとどのような関係があるのか? さらに、HTML/XHTMLやCSSって何? といった点について見てみましょう。 「Web標準? Webを標準化することかな?」 AjaxやXML、Jav
サイトやページが良い順位を獲得している理由を分析するとき、僕は主に次のような点を調べている。 Page Strengthのスコアはどうか。概略をぱっと見るのに良い。2位にランクしたBruceのページは6.5だ。Yahoo! Site Explorer(Yahoo! USのアカウントが必要)を使い、ドメイン名へのリンクを見る。Bruceのサイトには4万1314件のリンクがある。上位200件から300件についてユニークドメイン名の数をチェックする。Bruceのサイトの場合、上位250件のうちだいたい50%がユニークドメイン名からのリンクだと推定される。質の高いリンクと質の低いリンクの割合。たいてい手作業で調べる。リンクを張っている人とその理由(自然発生的なものか、不正に操作されたものか、お金を払ったものか)。これも手作業で調べる必要がある。アンカーテキストを確認する(このツールは必須)。「se
2007/06/20 総務省の「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」は6月19日、通信、放送に関する規制を見直して競争を促進することを主旨とする中間報告(PDF)を発表した。ネットへの対応に遅れが目立つ現行の放送法、電気通信事業法などの規制を転換し、新たに策定する「情報通信法」(仮称)に一本化することを提言。テレビ局などの放送コンテンツだけでなく、ネットの掲示板やブログも対象にすることを盛り込んでいる。 情報通信法は現在9つある通信と放送関連の法律を一本化し、通信、放送業界の垣根を低くすることを目指す。通信、放送事業者はこれまで進出できなかった分野にも進出可能になり、競争が促進されるとしている。放送、通信のコンテンツに対する規制も刷新し、ネットのコンテンツも同じように規制をかける。 コンテンツを3つに分類 具体的には社会的な影響に応じてコンテンツを「特別メディアサービス」「一般メディ
10代女性に人気のサイトは“ホームページ”作成サービス――ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)の調査から、こんな傾向が浮かび上がった。 今年10月の1カ月間に、13~19歳の女性が家庭のPCからアクセスしたWebサイトのドメインを集計し、(1)13~19歳の女性の含有「率」順(13~19歳の女性ユーザーが推定20万人以上のサイトに限る)と、(2)13~19歳女性の含有「数」順でそれぞれ20位までリストアップした。 含有率1位は、女の子向けコミュニティーふみコミュニティ。「学年別」「血液型別」「部活別」といった属性で細かく別れているチャットルームや、お絵描き掲示板、プリクラ情報交換掲示板などを設置。「ホームページランキング」では、ユーザーが作ったサイトをユーザーが評価したり、別のユーザーのためにサイト素材を作ってあげたりといったコミュニケーションが行われている。 ふみコミュニティトップペ
最近,Webプログラミングの世界で静かなブームになっている言語があります。何を隠そうJavaScriptです。JavaScriptはご存知のとおり,クライアントサイドすなわちWebブラウザ上で動作するタイプのプログラミング言語です。最初にJavaScriptが実装されたのは,今から10年以上前の1995年,Netscape Navigator2.0でのことです(登場当時はLiveScriptと呼ばれていました)。決して新しい言語ではありません。それが,どうして再び注目されることになったのでしょう。その理由は,Webインタフェースのプログラミングで,JavaScriptの有効性や利便性が再発見され,言語そのものが持つユニークさや機能が技術者の関心を集めているからです(図1)。 JavaScriptを使うのはダサかった? Webインタフェースの技術といってもHTMLしかなかったころ,様々なプロ
Webの全体像を効率よく取り込み,分類する 「YSTのシステムは大まかに三つの機能に分かれます(図2)。最初は世界中のWebページをYSTのシステムに取り込む『クローリング(crawling)』という機能です」(Yahoo! JAPAN,リスティング事業部 検索企画室の宮崎光世氏,以下同)。 取り込むと簡単に言っても,Webページの数は膨大なうえ,更新の頻度や情報の質などがまちまちです。すべてのページに同じようにアクセスしていると非効率なことこの上ありません。そこで,限られた時間で質の良い検索ができるようにするための工夫をしています。例えば,クローリングを繰り返すうちに頻繁に更新されることがわかったページは短いサイクルでチェックし,ほとんど更新のないページはチェックの頻度を落とす,といったことをしているそうです。 ただ,更新の頻度が単に高いだけではダメです。重要性が高いと考えられるWebサ
Webプログラミングは,プロはもちろんアマチュアのプログラマの間でも,もはや欠かせない開発ジャンルの一つです。しかし,書籍や雑誌の解説記事のほとんどが,データベースがどうとか,サーバーサイドがどうとか,どうしてもディープな方向に進んでしまう傾向にあります。もちろん,それはそれで大切なことなんですが,いったい何割の人が,その技術を“自分の”ホームページに使っているでしょう。 最近話題の「リッチ・コンテンツ」にしても同様です。例えばFlash。たしかにActionScriptというスクリプト言語を使えば,動く,鳴る,つながると,いいこと尽くめです。でも,いかんせん「Macromedia Flash MX 2004を買ってきてね」とあっては,皆がみな使えるわけではありません。 Part1でも解説があったようにblog(ブログ)の認知度が上がり,利用率も増えて,プロバイダからの提供体制も整ってきて
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