東京、東京工業、京都、大阪、早稲田、慶應義塾の6大学は、講義情報のネット公開を進める組織「日本OCW連絡会」を設立し、このほどWebサイトを開設。情報公開を始めた。講義のシラバスや資料などを無償公開し、大学外への情報発信や大学教育の質の向上につなげる。 大学の講義情報をネットで無料公開して世界中の人に使ってもらおうと、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が2002年に始めた「Open Course Ware」(OCW)に賛同して企画した。MITの講義情報ともリンクする。 公開した講義情報を、学外の人々の学習や研究に役立ててもらうほか、大学受験生が講義の様子を知る手がかりにしてもらう。また、教員同士で講義資料を見合って切磋琢磨したり、英語で情報公開して大学の国際的な評価を高め、留学生を集める――といったねらいもある。 5月13日現在、情報を閲覧できる講義数や質は、各大学ごとにバラバラだ。例え
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