生活保護を受けるひとり親世帯に昨年度まで支給されていた「母子加算」を復活させようという動きが活発化している。民主党など野党4党が復活のための生活保護法改正案を参院に提出し、25日にも審議が始まる。打ち切りで困窮する親たちは「ぜひ復活を」と訴えている。【佐藤浩】 【動画】少子化対策PT:第6回/小渕担当相「どう考えても1人では子どもを育てにくい」 新潟県長岡市の茅野寿子さん(40)は、高2、中2、中1の子供がいる。3月に会社を解雇され、失業保険と生活保護などの計約20万円で暮らす。昨年からうつ症状になって治療中で、仕事も見つからない。高2の息子は「定時制に転校しようか」「修学旅行には行かない」と気遣う。茅野さんは「子供の将来が狭まってきたようで本当につらい」と話す。 東京都内に住むパート事務の30代女性は、高校と中学に通う子供が3人。月収6万〜10万円で、保護費などを加えた計約25万円