食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社の群馬県の工場で製造された冷凍食品から農薬が検出された事件で、警察は、工場に勤める49歳の従業員の男が農薬を混入させた疑いが強まったとして偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。 男の周辺から同じ成分の農薬が検出されたということです。 調べに対し、男は「覚えていない」と容疑を否認しているということです。 逮捕されたのは、「マルハニチロホールディングス」の子会社、「アクリフーズ」の群馬県大泉町の工場の従業員で、同じ大泉町に住む阿部利樹容疑者(49)です。この工場で製造されたピザやコロッケなど7品目の冷凍食品から殺虫剤などとして使われる農薬「マラチオン」が最大で残留農薬の基準値の150万倍もの濃度で検出され、警察は、工場内でこの農薬が使用されていないことから何者かが意図的に混入させた疑いが強いとみて捜査を進めてきました。その結果、阿部容疑者が去年10月