福島県郡山市は、市内にある民間病院に入院している患者17人が、国内ではこれまであまり感染が確認されていないタイプの、CRE=カルバペネム耐性腸内細菌科細菌と呼ばれる耐性菌に感染し、このうち2人が死亡したと発表しました。病院は「耐性菌によって死亡した可能性は否定できない」としています。 郡山市は16日、記者会見を開き、去年12月から今月にかけて、市内の総合南東北病院に入院している患者17人が、国内ではこれまであまり感染が確認されていない「KPC型」と呼ばれるタイプのCREに感染し、このうち2人が死亡したと発表しました。 残る15人のうち3人は、発熱などの症状はあるものの快方に向かっていて、12人は症状がないということです。 一方、病院も記者会見を開き、この中で寺西寧院長は、患者はいずれも院内で感染したと見られるとしたうえで、「亡くなった2人がこの菌によって死亡した可能性は否定できない」と述べ