全域で停電が続いていた北海道では一部の地域で電力の供給が再開していますが、今後注意が必要なのは火災です。地震火災に詳しい東京大学の廣井悠准教授は、広い範囲で停電が続く北海道で特に注意が必要なのは「通電火災」と「ローソク火災」だと指摘しています。 通電火災を防ぐには、停電中はブレーカーをおろしておいたり、電気器具のコンセントを抜いておいたりするほか、電気の復旧の前に電気の配線が損傷していないか確認してほしいとしています。 「ローソク火災」は余震などでローソクの火が周囲に燃え移ることで起きることが多く、東日本大震災ではおよそ30件確認され、死者も出ているということです。 「ローソク火災」を防ぐには、できればLEDなど熱の出ない明かりを使うことが望ましく、ローソクを使わざるをえない場合も、その場を離れるときや寝るときには火を消しておくことが大事だとしています。 廣井准教授は「通電火災やローソク火