インドネシアのスンダ海峡で、今月22日に発生した津波について、火山の噴火によって大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が強まる中、インドネシアの地質当局は、この火山が一連の噴火のあと3分の1の高さになったという観測結果を明らかにしました。 この津波をめぐっては、スンダ海峡にある火山、アナック・クラカタウが噴火して大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が出ていて、日本の国土地理院も衛星のデータを解析し、山が大規模に崩れる「山体崩壊」が起きた可能性を指摘していました。 火山を監視しているインドネシアの地質当局が、このほどアナック・クラカタウを詳しく観測したところ、噴火前は338メートルあった高さが、一連の噴火の後は110メートルと3分の1になったことが分かり、山が大規模に崩れたという見方を裏付ける結果となりました。 アナック・クラカタウでは、今も活発な火山活動が続いていて、イン