大幸薬品は,新たに業務サーバーをデータ・センターに置き,本社の既存業務サーバーをバックアップ用とした。各拠点からデータ・センターへの接続にはKDDI Wide Area Virtual Switch(WVS)を採用した。なお,将来的にはグループウエア・サーバーやインターネット回線もデータ・センター側に移行する予定。 ネットワーク刷新の発端は,事業継続計画(BCP)の一環として,本社で運用していた業務システムをデータ・センターに移そうと考えたことである。データ・センターに業務システムを置くとネットワークの増速が必要になり,Powered Ethernetのままではコスト増を避けられそうになかった。そこでコストを抑える手段を検討し,たどり着いた答えがWVSだった。 データ・センターをアクティブ系に 同社は,業務で中心的な役割を果たしている業務サーバーを,大阪本社のサーバー・ルームに置いていた。