気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン クラウドを使って、自前主義からの脱却を図っているのは、民間企業だけではない。政府や自治体にもクラウドの波は押し寄せている。最終回となる今回は、日米政府など公的機関のクラウド活用事例について紹介する。 定額給付金支給管理システム 政府・自治体のクラウド活用事例でまず思い出されるのが、山梨県甲府市の定額給付金支給管理システムだろう。 定額給付金は、2008年10月30日に政府・与党等が決定した「生活対策」に基づくもの。その事業主体は市町村であったため、各市町村は生年月日や連絡先といった世帯情報や給付の状況、給付金額、給付に関する問い合わせなどを世帯ごとに管理する必要性に迫られた。しかも、早い市町村では2009年の3月上旬から給付が開始されたことか