昨日出席した、日本AMDの12コアプロセサ「Opteron 6000シリーズ」の記者発表会で、興味深い話を聞いた。会場の一角には、仮想化したデータベース・サーバーの処理性能を新プロセッサ上で検証したデモ環境があり、このベンチマークを実施した日本仮想化技術の宮原徹氏(代表取締役社長兼CEO)が「12コアプロセサの登場で、データベース・サーバーの仮想化とサーバー統合が進むのではないか」と話していた。 仮想化技術に詳しい読者はご存知だろうが、データベース・サーバーは「仮想化に不向きなもの」の一つとされている。理由は後述するが、かつては半ば常識のように考えられていたことであり、宮原氏の言葉に筆者は少々驚いた。 もちろん、最近はデータベース・サーバーの処理量や処理パターン(プロセサ処理とI/O処理の構成比など)を考慮して、一部のデータベース・サーバーを仮想化する動きが出てきている。必ずしも「仮想化に