皆さんは「Eucalyptus(ユーカリプタス)」をご存じだろうか。米Amazon Web Servicesが提供するクラウド・コンピューティング・サービス「Amazon EC2」と同じAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)で仮想マシンが管理できるインフラ環境を構築するオープンソースソフトウエアだ。社内に「Amazon EC2互換環境」があると何がうれしいのか。ユーザーの声を元に考えてみたい。 まず、Eucalyptusでいう「Amazon EC2と同じAPI」の意味を説明しよう。Amazon EC2では、仮想マシンの作成や起動、仮想ディスクイメージの作成といった管理タスクをコントロールするAPIを外部に公開している(Amazon EC2のAPIリスト)。外部の開発者はこのAPIを利用すると、Amazon EC2の仮想マシンを管理するツールを開発できる。 ストレージサー
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