5日付の中国紙、環球時報(英語版)は、中国で有害物質メラミンが混入した乳製品が再び販売されているのが見つかった問題について「少なくとも10万トンが廃棄されずに再販された可能性がある」との業界関係者の話を伝えた。 中国では2008年、メラミンで汚染された粉ミルクを飲んだ多数の乳幼児が腎臓結石などにかかり、死者も出て社会問題化。汚染粉ミルクは回収された。 しかし中国乳業協会の元幹部は同紙に対し、地方では監視や調査が徹底してないと指摘、08年の問題化後も約10万トンが乳製品や家畜の飼料向けに再び市場に流通したとの見方を示した。(共同)