ソニーは7月26日、4~6月期(2007年度第1四半期)の「プレイステーション 3」の売上台数は71万台だったと発表した。従来、同社はゲーム事業の実績数値として「生産出荷」数を公表してきたが、同期から売上数に変更した。同期のPS3用ソフトの売上本数は470万本。 改めて公表した06年度のPS3売上台数は合計357万台。5月に公表した「生産出荷」台数は550万台で、その差の約190万台が在庫になっていたことになる(関連記事参照)。 ソニーはこれまで、工場で生産した数に当たる「生産出荷」数をゲーム機とソフトの実績値として公表してきた。ライバルの任天堂は実際に消費者に販売された(セルスルー)台数を公表しているため、ソニーもエンドユーザー向けの売上台数を実績として公開するべきだという指摘があった。 ゲーム以外の分野では、ソニーもセルスルー数で実績を公表している。ゲームのみ生産出荷数で公表してきた理