「資本市場の総本山」ともいうべきアメリカの株式市場は、過去3週間の間にNYダウで1日に1000ドル以上の前日比上下を8回も演じている。まるで新興国の株価指数のようで、「株式市場には成熟などあり得ないのだろうか?」と問いかけたくなる。 筆者は、現在ファンドマネージャーの仕事をしているわけではないし、日頃、株価の動きをあまり気にしないのだが、日経平均株価が1000円以上下げた9日の月曜の夜(正確には10日の朝)には、久しぶりにニューヨークの株価が気になって目が覚めた。 2013ドルを超えるNYダウの下げを見られたのだから、目の覚まし甲斐があったと思った。ところが、ほんの3日後の12日にNYダウは2352ドルの下げを演じ、下げ幅のレコードはあっさり更新されてしまった。アメリカ株がこの調子では、日本の株価が無事なはずもなく、週末13日の日経平均終値は1128円安の1万7431円となった。 さて、こ
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