指定した相手と通信が可能かどうかを調べるコマンドがpingだ。機器がダウンしていると通信できなくなるため、機器の死活監視にもよく使われている。 監視対象の機器が少ない場合は、相手先のIPアドレスやホスト名で指定してpingコマンドを手入力してもかまわない。しかし、対象機器が多くなると、手入力では大変な手間がかかる。そこで、この作業をPythonで自動化してみよう。 まずpingで指定する機器のIPアドレスまたはホスト名の一覧をファイルにしておく。このファイルを読み込んで、それぞれの機器に対してpingを送信するプログラムを記述する。このプログラムを実行すれば、一覧に記されたすべての機器にpingを送れる。対象機器を変えたい場合は、一覧ファイルを編集するだけでいい。 単純なコードから徐々に改良していこう 目的のPythonコードを一気に作るのは大変なので、単純なコードから始めて徐々に改良して
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