新型コロナウイルスの感染拡大の勢いを基本的に抑え込んだとしている中国で、1日からメーデーの5連休が始まります。中国国内では、連休期間中、延べ1億人以上が旅行などで移動するとみられ、中国政府は、観光地に入場制限を設けさせるなど、感染が再び拡大しないよう神経をとがらせています。 首都 北京では、30日から警戒レベルが引き下げられ、ほかの地域から北京を訪れる際の隔離措置が緩和されました。 こうした中、中国では、1日からメーデーの5連休が始まり、去年に比べて大幅に減少するものの、中国政府は連休期間中、延べ1億1700万人が旅行などで交通機関を利用して移動すると予測しています。 また、中国全土で70%近くの観光地が再開していて、北京にある世界遺産の故宮も1日、およそ3か月ぶりに観光客の受け入れを始めます。ただ、室内の展示スペースは開放しないほか、受け入れる観光客は事前予約制にして1日5000人に制限