「海外の悪質な、確信犯的に運営されている違法サイトに対しては、ブロッキングしか対抗手段が原理的にありえない」――カドカワ社長の川上量生氏は4月24日、政府が漫画・アニメ海賊版サイトのブロッキングをISPに促す方針を打ち出したことについて、歓迎の意思を表明するブログ記事を公開した。 カドカワは、出版社KADOKAWA・Web企業ドワンゴを傘下に持つ持ち株会社。「出版社という権利者としてだけでなく、規制される可能性を心配すべきかもしれないWeb事業者でもある」という立場を明らかにした上で、持論を展開している。 記事で川上氏は、「今回の緊急避難的な3サイトのブロッキングについて、積極的な姿勢を示した政府の決定を支持する」と表明。「法治国家として法制化を先行するべきだという意見は、正論」としながらも、「政府の著作権法等の法改正の議論はあまりにも時間がかかりすぎていた」と指摘し、立法を前提にしつつも
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