オランダの科学者たちの研究によると、長寿は遺伝子の働きによって決定するという。その長寿遺伝子があれば、喫煙していようと、生活習慣が乱れていようと、遺伝子によって身体が守られるという。長寿遺伝子は非常にまれで、1万人に1人が保有しているという。という事は、1万人に1人が超長生きするという事に!? この研究は、ライデン大学のエリーン・スラッグブーン教授らがまとめたもの。3,500人の90歳代の人々を対象に研究した結果、長生きする人は、病気の発病を阻止する遺伝子を持っていることが明らかになったのだ。「長生きの人は、病気遺伝子や老化遺伝子を持っていない訳ではない。その代わり、発病を止める遺伝子を持っており、この遺伝子は遺伝的に受け継がれていく」と説明している。 この長寿遺伝子は『メトセラ遺伝子』と名付けられた。旧約聖書に登場する969歳まで生きたとされる人物『メトセラ』の名を借りて命名されたという