前回、天才バリュー投資家マイケル・ラウアーの投資手法の解説 という記事を書かせていただきましたが、ラウアーはバリュー投資を現代的に改良して結果を残した人であり、いきなり応用編からご紹介させていただいたような形になってしまいました。 今回はバリュー投資の開祖といえるベンジャミン・グレアムの3つの投資基準をご紹介します。 ==== 彼の考えの基本には、市場は非合理であり、同じ価値のあるもの(株式)でも気分によって、高い値段で売ろうとしたり、安値で売りたたいたりする、というものがあります。ミスターマーケットの機嫌次第ってやつですね。 これに対応するために、自分は、 ・割安な株を判別する基準を設け、それに該当する銘柄だけ購入する ・市場に人気に振り回されない。 と考えていました。 第一の鉄則 株価が、(設備、機械、土地などの有形固定資産などを除き)流動資産から流動負債を差し引いた1株当たり流動資産