富士フイルムホールディングス(HD)は27日、オーストラリア最大のビジネスサービスプロバイダーであるSalmat Limited(サルマット社)との間で、同社のビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)事業を買収することで合意し、株式譲渡契約を締結したと発表した。 買収対象は、サルマット社の100%子会社Salmat Document Management Solutions Pty. Limited (SDMS社)とその傘下にある11の子会社、およびSDMS社のビジネスをアジアで展開する事業会社Salmat Asia Limited(SAL社)の全株式で、買収金額は3億7,500万豪ドル(約305億円)。 BPOとは、企業活動における社内業務の一部を専門事業者に企画・設計・運営まで一括して委託すること。低コストで高い品質のサービスが得られることから、近年、業務プロセスの効率化や高品質化を