不確実性が高い時代の中、企業はさまざまな経営リスクを抱えている。ビジネスの先行きの予測は困難であり、経営者が適切な判断を下すのは極めて難しい状況だ。日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 Fusion Middleware-ビジネス推進本部 本部長の安藤秀樹氏は、経済環境が厳しい状況だからこそ、経営の的確な判断をサポートするBI(ビジネスインテリジェンス)が注目を集めていると説明する。 多くの企業は、ERPなどの業務アプリケーション製品の導入などにより、企業のオペレーショナルなプロセスの効率化を進めてきた。生産や調達を最適化し、コストの削減や品質の向上を図ってきたのである。Oracleはこれをオペレーショナル・エクセレンスと呼ぶ。だが、企業にとってオペレーショナル・エクセレンスは今となっては当たり前。それだけでは企業間の競争での勝利は難しい。競争力のさらなる強化が求め