過去の「日比NGOシンポジウム」で採択された宣言、行動計画により、日比両国の民間セクターと政府等から拠出金・寄付金からなる「日比NGO協働基金」の設立を目指しました。その目的は、日比のNGOが協働して実施するフィリピンの貧困削減プロジェクトや、両国の人材・経験交流プロジェクト、プログラムを推進することでした。JPN関係者の働きかけの結果、フィリピン政府の関係省からは、非公式ながら、基金の構想に前向きの対応を得ましたが、日本側では日本政府の財政状況が悪化し政府開発援助(ODA)が削減される中、また企業を取り巻く経済状況が厳しくなる中で協力を得ることができず、基金の実現に至りませんでした。