校正者・牟田都子さんに「校正」にスポットを当てた本を6冊ピックアップしていただきました。 【「校正ナイト」レポート本編はこちら】 1/5:「生まれ変わっても、泣きながら校正者をやっているかも。」 2/5:「根性論で校正はできません。」 3/5:「誰もが見逃すはずはないと思う大きな文字ほど、逆に恐ろしいくらいにみんな見落とす。」 4/5:「ゲラから著者の思いをどれだけ汲み取れるかに尽きると思うんです。」 5/5:「慎重を期して指摘をしても、著者の逆鱗に触れてしまうこともある。」 1■井上孝夫『その日本語、ヨロシイですか?』(新潮社、2014年) 新潮社校閲部部長だった著者の、何十年もの経験が詰まった本。表記で悩んだり、週刊誌で大誤植を出したり。今、現場で働いている校正者が読むと、すごく勉強になるし身につまされます。(牟田) 2■大西寿男『校正のこころ 積極的受け身のすすめ』(創元社、2009