CTBTOによると、隕石の落下により、人間の耳に聞こえる音よりもはるかに低い超低周波の音波が発生。北極に近いグリーンランドから南極に至る各地で、CTBTOのセンサーがこの音波をとらえたという。その規模は同機関の観測史上、最大だったそうだ。 研究者らは音波が約32秒間続いたことから推計して、爆発のエネルギーは450〜500キロトンだったと試算している。これは核爆弾30発に匹敵する規模。さらにこの数字と、隕石をとらえた映像から計算すると、隕石は直径約17メートル、重さは70万トン以上あり、爆発した時の速度はおよそ秒速18キロだったと推定される。 NASAは、この隕石の大気圏突入前の重さを約7千トン、直径約15メートルと推測。300キロトンのエネルギーが衝撃波として放出されたと試算していたので、CTBTOの調査結果はそれを上回る規模だ。
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