社説 県全域飛行 「恐怖の強制」は許されない2012年9月1日 Tweet 沖縄本島全域を飛ぶことは、地図を見ると一目瞭然だ。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行経路と着陸帯が県内25市町村にまたがることが分かった。本島では26市町村のうち23市町村にも及んでいる。 機体の構造に無理があると専門家から指摘される「欠陥機」が、日常的に、住民の頭上をあまねく飛ぶ。そんな事態は米国内では許されないだろう。沖縄も同じだ。県民への「恐怖の強制」は許されない。日米両政府は沖縄配備を中止すべきだ。 防衛省は関係先として県内18市町村を対象に配備計画を説明したが、実際にはもっと多くの市町村が影響を被ることになる。オスプレイの影響を小さく見積もろうとする姿勢は、批判を免れまい。 この飛行経路や着陸帯は、米軍自身が環境審査書で示したものだ。飛行経路は沖縄本島に集中しているが、実際は離島も例外ではな