首班指名での注目点 9月16日の首班指名で注目していたことがある。菅義偉氏が首相に指名されることではない。自民党と公明党が多数を占める国会にあって、菅氏の首班指名は規定路線だ。 それよりも、前日に結党大会を開いたばかりの立憲民主党と国民民主党がどのような投票行動を示すのか。もっとも衆参で150名を擁し、今や最大野党となった立憲民主党は、枝野幸男代表の名前を書くだろうが、その立憲民主党への合流を拒否し、仲間を削られて15名の小世帯になった国民民主党はどうするのか。実は筆者は首班指名の前夜、玉木雄一郎代表に電話で聞いている。 筆者「明日の首班指名は、国民民主党は『枝野』と書くのか、それとも『玉木』と書くのか」 玉木「それは明日決めることになっている。投票には党議拘束をかける予定だ」 対照的な2つの結党大会 結党大会を終えたばかりの玉木代表の声は明るく聞こえた。同じ日に開かれた立憲民主党の結党大