こんばんは。 奈良北西部、また雨が降り始めました。 今日も在宅をして、 不要不急の外出は控えました。 さて、 読みたかった本が届きました。 加藤陽子 『この国のかたちを見つめ直す』 毎日新聞出版 彼女はこの本のおわりで、 次のように述べています。 私の読みたかった理由が端的に書かれているので、 少し長いけれど、引用します。 先の大戦は、自国のみを利する閉鎖的な地域秩序を東アジアに敷くことで、 1930年代の経済危機と軍事危機を克服しようと図った我が父祖らの基本的な 社会秩序構想=憲法が、英米側のリベラル・デモクラシーの国々の軍事力 によって打倒されたことを意味する。ぎりぎりの最終盤で日本は、憲法を 書き換えることを選択し、戦争は終結した。 だが、2020年以来の新型コロナウイルスをめぐる国の対応ぶりを回顧するにつけ、 国家は国民を守らないのではないか、国家と国民が交わした戦後の社会契約の