近年、3Dプリンタが普及し始め、誰でも立体構造物を手軽に造ることができるようになってきました。しかし、構造物を思うように造るには、いま普及している積層型の3Dプリンタだけでなく、もうひとつの製造法が必要だといいます。その開発が本学で進められています。 ものづくりは、積層型だけではもの足りない いま、普及している3Dプリンタが登場したとき、オバマ元アメリカ大統領は、これを革命を起こすもの、と称賛しました。 それは、従来であれば、立体物を設計した者は、設計図を製造所などに持って行き、製造者に託して形にしていましたが、デスクの横に置ける3Dプリンタは、設計者が設計したものを、その場ですぐに形にすることができたからです。その意味では、まさに革命的な装置なのです。 この3Dプリンタは、3次元のCADデータから、その構造物の断面を一定間隔で取り、それぞれの断面の外周の点を求め、そこに、樹脂などの溶かし