街の“延命”急ぐ行政 インフラ老朽化、「保ち、選ぶ」に転換へ [宮崎県] 2014年04月07日(最終更新 2014年04月07日 03時00分) 架け替え工事が進む小戸之橋。経費増を避け、仮橋の設置は見送った。新橋は2021年に完成する=宮崎市写真を見る写真を見る写真を見る 老朽化が進む九州の公共インフラ。人口減の一方で維持更新費は膨張、将来にわたり自治体財政の大きな負担となる。負担を少しでも軽くしつつ、生活環境をできる限り維持するために、公共インフラは「造り、増やす」から「保ち、選ぶ」への転換を迫られている。 宮崎市中心部を流れる大淀川をまたぐ全長503メートルの小戸之橋。築51年がたち、昨年11月から総工費約85億円の架け替え工事が進んでいる。橋脚や車道部のひび割れや腐食が激しく、既に37年前から大型車の通行を規制。補修を繰り返してきたが、担当者は「もう限界だった」と打ち明ける。 小