朝日新聞は23日朝刊で、チュニジアの博物館銃撃テロ事件で、負傷した自衛隊の医官、結城法子さん(35)が、一部の報道機関に向けた手記で、同社による取材を「ショックでした」などと記していたことについて、経緯を説明し、「(手記の内容を)重く受け止め、結城さんにおわびします」などとする記事を掲載した。 同社によると、同社記者が19日午後(日本時間同日夜)、入院中の結城さんを取材するため首都チュニス市の病院を訪れた。だが、病室前で日本の大使館員から取材を断られ、その後も取材させるかどうかで押し問答があったという。結城さんは手記の中で、このやり取りについて、「どなっている声が聞こえ、ショックでした」と記した。 同社はこれを受け、手記の全文を朝刊に掲載。石合力・国際報道部長名で、「記者には大声を出したつもりはありませんでした」と釈明し、「当事者への取材にあたっては、十分な配慮をしながら、丁寧な取材をここ