2010年に発生した家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に伴い畜産業が大打撃を受けた宮崎県高鍋町で、農家の女性グループが「ひまわりキャベツ」のブランド化に取り組んでいる。 口蹄疫で家畜の堆肥が使えなくなり、畑にヒマワリを植えて肥料にしている。女性たちは「夏はヒマワリの名所、冬はキャベツの名産地として知名度を上げ、町を活気づけたい」と願う。 グループは同町染ヶ岡地区の女性たちでつくる「農奥(のうおく)」(13人)。農家に嫁いだ女性たちが悩みを相談できる場として十数年前に結成された。名前はテレビドラマ「大奥」にちなんだ。 同町では古くから畜産とともにキャベツ栽培が盛んで、畑には家畜の排せつ物からつくる堆肥を使ってきた。しかし口蹄疫で町内のすべての牛と豚計3万2332頭が殺処分され、ウイルス拡散を防ぐため、堆肥の利用も禁じられた。 そこで10年夏から、畑で育てた植物をトラクターなどで土にすき込ん
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