米情報セキュリティ企業マンディアント(Mandiant)の報告書で、中国軍が率いるハッカー集団の拠点とされた上海(Shanghai)近郊の高橋(Gaoqiao)にある12階建てビル(2013年2月19日撮影)。(c)AFP/Peter PARKS 【5月21日 AFP】米国は中国に対し、自らが主導する国際秩序を受け入れることを長年期待してきたが、ここにきてサイバースパイ行為をめぐる中国との確執を深刻化させる方向を選択したことにより、思惑通りにいかないいら立ちと不満を露呈した。 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とその前任者たちは長年、米国は中国の隆盛を歓迎するが、中国には「ルールに基づいた秩序」に加わり、国際社会でもっと責任を負うことを求めるとの主張を繰り返してきた。 「その秩序を支えるために中国に期待した役割を、中国が果たしてこなかったことに対し、オバマ政権は過去6年間、