熱戦たけなわの仁川アジア大会で、外国選手が相次いで姿を消す事態が発生。今後、選手の帰国が続くため、大会組織委は大慌てで各国選手団に異例の通達を出すハメに陥った。「選手の管理を徹底するように」 韓国の中央日報日本語版(電子版)によると、パレスチナ代表の21歳の重量挙げ選手は27日午前に競技を終えて出国する予定だったが、仁川空港まで来たものの、その後行方不明になった。同国選手団は「空港まで一緒だったが、点呼を取った際にいなくなっていた」と説明。組織委に申告されたという。現地の警察が行方を追っている。 警察関係者は「ビザの満了日が来月19日までなので、まだ不法滞在者の身分ではないが、長期滞在を目的に潜伏した可能性が高いとみて、出入国管理事務所とともに行方を捜している」と話したと同紙は報じている。 今大会では、24日と25日にネパールのセパタクローと武術の選手が選手村から抜け出し、所在が分からなく