闇夜の吐息 タッタッタッタッ・・・ スースーハーハー・・・ スースーハーハー・・・ 自分の足音と吐息だけが聞こえる。 暗い道を、ジョギング中だ。 これ以外の音と言えば 鳥の声、風の音、木々の葉っぱの擦れあう音。 目の前に月が浮かび、 夜道にポツリポツリと街灯がついている。 今は深夜? いや、朝4:30。 夜明け前だ。 冬の早朝は、日の出が遅いために暗い。 風景のほとんどが、闇に溶けている。 たまに、自分と同じようなランナーとすれ違う。 何人かの若者が、暗い公園でスケボーをしている。 余計なものが見えない分、いろいろなことを考えられる。 昨日の出来事の整理。 今日の予定。 血が巡り、脳が活性化しているせいなのか 悩んでいた問題の答えが、走っているときにふと思い浮かぶことがある。 1,800kmの軌跡 1,800km。 これは、僕がこの1年間でジョギングで走った距離の累計です。 突如としてジョ