'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 『欲望問題』は、私がこの10年間に渡って考え続け、発信し続けてきたことが、私よりもずっとわかりやすく、そして私よりもずっと穏当に(笑)表現されている。 「差別問題」の「欲望問題」への置き換えと同じことを、私は「理よりも利」と表現してきた。ここでいう「理」とは、たとえば第2章で言及されているフェミニズムのようなイデオロギーと考えていい。「利」とは欲望追及やその実現に他ならない。社会運動の動機とは、人が世の矛盾や非合理にぶつかったとき、その解決を目指すことであるはずだ。 しかし従来の反差別運動には致命的な問題点がある。それは、何らかの絶対的な「正義」を掲げてしまうということ。これは必然的に「自分が正