「内線」なんて今となっては時代遅れだ。時代遅れになった理由を紹介した後、内線に代わる新しいコミュニケーションサービスについて解説する。 スマートフォンを使った内線電話が2014~2015年に話題になった。しかし、使ってみると音質が良くない。スマホ内線を導入するのに、いちいちユーザーごとに実証実験をしているような状況だった。 「インターネットなんて使うから音質が悪くなるんじゃないか。キャリアのモバイル網はもともとインターネットとは独立しているのだから、そのまま閉域モバイル網として使えば仕組みも簡単だし、音質も良くなるはずだ」と考えて、思い付いたのが「閉域モバイル・スマホ内線」だ。 閉域モバイル・スマホ内線の特許 このアイデアを思い付いたのは2015年3月だった。同4月にはある企業に提案して受注、6月には一部の拠点で稼働させ、12月には全拠点への導入が完了した。提案から稼働までわずか2カ月しか